カテゴリ
  1. トップ
  2. 書籍
  3. 世界99 下
商品詳細画像

世界99 下

村田沙耶香/著
著作者
村田沙耶香/著
メーカー名/出版社名
集英社
出版年月
2025年3月
ISBNコード
978-4-08-770001-5
(4-08-770001-1)
頁数・縦
428P 20cm
分類
文芸/日本文学 /文学

価格¥2,200

ただいまお取り扱いがございません。お問い合わせフォームより御見積をご依頼ください。

出版社の商品紹介

出版社からのコメント

小説というものの輪郭が、いわば地球を覗く窓の形が、本書によりまた大きく更新されました。それはつまり、この本の中で初めて寛げる人がいるということです。救済と爆弾は同じ姿で在れるのだと気付かされました。朝井リョウさん(作家)本当は貴方もわかっていたんだろう? と迫る声が脳内に鳴り響く。熱に浮かされるようにページを捲る手が止まらない。これは本型ワクチン。世界99に誘われ、もう元いた場所へは戻れない。宇垣美里さん(フリーアナウンサー・俳優)足元の地面がふいになくなり、正常と異常の境目が消え失せ、目眩がする。人間という生き物の滑稽さ、グロテスクさ、美しさ、不思議さが、この本の中にすべて詰まっている。岸本佐知子さん(翻訳家)空子がこの世界で体に蓄積する小さな暴力の音とか、風とか、どれも僕の心に刻まれていきました。物語で一緒に過ごせた時間は、僕の宝です。ロバート キャンベルさん(日本文学研究者)私たち、ピョコルンに、全部捨てられるようになりましたよね。性欲を。出産を。育児を。介護を。人生の時間を食いつぶす、あらゆる雑務を。14年前、「リセット」を経験した人類は混乱の最中にあった。しかしラロロリン人の考えた「人間リサイクルシステム」がうまく機能し、やがて社会は再生を迎える。そして49歳になった空子は「クリーンな人」として、美しく優しい世界を生きている。生まれ育った街「クリーン・タウン」の実家に戻り、同級生の白藤遥とその娘・波とともに。ようやく訪れた穏やかな社会の中心には、さらなる変貌を遂げたピョコルンがいた。村田沙耶香渾身の大長編、ここに完結。都合の良い「道具」・ピョコルンを生み出した果てに、人類が到った極地とは――。【著者略歴】村田沙耶香 (むらた・さやか)1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003年「授乳」で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)受賞。2009年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年「コンビニ人間」で芥川賞受賞。著書に『マウス』『星が吸う水』『ハコブネ』『タダイマトビラ』『殺人出産』『消滅世界』『生命式』『変半身』『丸の内魔法少女ミラクリーナ』『信仰』などがある。

  • ※商品代の他に送料がかかります。
    送料は商品代・送付先によって変わります。詳しくは書籍の料金についてのご案内をご確認ください。
  • ※現時点でお取り扱いがない場合でも、今後購入可能となる場合がございます。
  • ※送付先を追加・変更される場合はご購入前にマイページよりご登録をお願いいたします。
  • ※商品は予告なく取り扱い中止となる場合がございます。
  • ※ご注文商品が在庫切れなどの際はキャンセルのご連絡をさせていただく場合がございます。
common-popup-caution

common-popup-caution